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コラム期限・制度

Accessのサポート終了後、使い続けると何が起きるか2007〜2024の終了日と版の確かめ方

Access 2021のサポートは2026年10月13日に終わりました(Microsoftの区分ではModernポリシーの「提供終了」)。セキュリティ更新と問い合わせ窓口がなくなるだけで、その日に起動しなくなるわけではありません。危ないのは、次にPCやOfficeを入れ替えたときです。いま入れるOfficeは64ビット版が既定で、古いVBAがそのままでは動かないことがあります(2026年10月時点)。

全体の流れと費用はAccess・オフコンの引越しのページにまとめています。

要点

  • Access 2021のサポートは2026年10月13日に終わり(Modernポリシーの「提供終了」)、セキュリティ更新と技術サポートがなくなりました(Microsoft)。
  • Microsoftは、Office 2021のアプリは終了後も動き続けることがあるとしつつ、深刻なセキュリティの危険を挙げています。
  • 提供開始から終了までの年数は、2016までが約10年、2019が7.1年、2021と2024は5.0年です(計算値)。
  • Microsoft 365と2019以降のOfficeは64ビット版が既定で、PtrSafeのないDeclare文はコンパイルエラーになります。
  • 手元の版と32/64ビットは、[ファイル]→[アカウント]→[Accessのバージョン情報]で確かめられます。
目次
  1. Access 2021のサポートが終わると、何が止まるのですか?
  2. Accessの版ごとのサポート終了日は、いつですか?
  3. 使い続けると、どんなときに動かなくなるのですか?
  4. 手元のAccessの版と32/64ビットは、どう確かめますか?
  5. Access 2024やMicrosoft 365に上げれば、解決しますか?
  6. このサイトで相談するには?
  7. よくある質問

Access 2021のサポートが終わると、何が止まるのですか?

止まるのは、Microsoftからの更新と問い合わせ窓口です。Access 2021とOffice 2021の終了日は、2026年10月13日でした。Microsoft Learnによると、終了後は更新とサポート窓口がなくなります。

Accessのファイルや画面が、その日に止まるわけではありません。Microsoftのサポートページも、Office 2021のアプリは動き続けることがあると書いています。ただし、深刻なセキュリティの危険があること、延長セキュリティ更新(ESU)もないことを挙げています。移すときの全体の流れはAccess・オフコンの引越しにまとめました。

2026年10月時点で、更新が続いているのはAccess 2024とMicrosoft 365のAccessだけです。

版 ポリシー 終了日 2026年10月の状態
Access 2007〜2013 固定 2017年10月10日〜2023年4月11日 終了
Access 2016・2019 固定 2025年10月14日 終了
Access 2021 モダン 2026年10月13日 終了
Access 2024 モダン 2029年10月9日 更新あり
Microsoft 365のAccess モダン 更新を当てている間は続く 更新あり

Accessの版ごとのサポート終了日は、いつですか?

2007〜2021はすべて終わり、残るのは2029年10月9日までのAccess 2024です。Microsoft Learnのライフサイクルのページから、7つの版の提供開始日と終了日を1枚の図にしました。2016と2019は、同じ2025年10月14日に終わっています。

Accessの版ごとのサポート期間の帯グラフ。2007は2017年10月10日、2010は2020年10月13日、2013は2023年4月11日、2016と2019は2025年10月14日、2021は2026年10月13日に終了し、2024は2029年10月9日までAccess の版ごとのサポート期間(Microsoft のライフサイクルから作成)200620112016202120262031Access 20072017年10月10日に終了Access 20102020年10月13日に終了Access 20132023年4月11日に終了Access 20162025年10月14日に終了Access 20192025年10月14日に終了Access 20212026年10月13日に提供終了Access 20242029年10月9日まで2026年10月16日帯は提供開始から終了日まで。2007〜2019は延長サポートの終了日、2021・2024は提供終了日(モダンポリシー)。差し色は3日前に終わった2021と、2029年まで続く2024。点線は2026年10月16日。日付は米国太平洋時間。Microsoft Learn ライフサイクル(2026-10-16 取得)/ scripts/figs/access_2021_eos.py
図1 版ごとのサポート期間。Microsoft Learnのライフサイクルのページ(2026年10月16日に取得)の日付から作りました。2007〜2019は延長サポートの終了日、2021と2024は提供終了日です。

年数に直すと、サポートの期間は短くなっています。提供開始から終了までは、2007〜2016が10.1〜10.7年、2019が7.1年、2021と2024は5.0年でした。2021と2024は「モダンポリシー」の製品です。ライフサイクルのページには延長サポートの欄がなく、提供終了日だけが載っています。

Accessの版ごとに提供開始から終了までの年数を比べた棒グラフ。2007は10.7年、2010は10.2年、2013は10.3年、2016は10.1年、2019は7.1年、2021と2024は5.0年提供開始から終了までの年数(計算値)10.7年200710.2年201010.3年201310.1年20167.1年20195.0年20215.0年20242016までは約10年、2019は7.1年、2021と2024は5.0年。差し色はモダンポリシーの版。(終了日 − 提供開始日)÷ 365.25。Microsoft Learn ライフサイクル(2026-10-16 取得)
図2 提供開始から終了までの年数(計算値)。(終了日−提供開始日)÷365.25で計算しました。scripts/figs/access_2021_eos.pyで再現できます。

日付の表記に注意が要ります。Access 2021のライフサイクルのページは、太平洋時間表示で「10/14/2026 6:59:59 AM」です。別の「Ending Support in 2026」のページでは「October 13, 2026」です。2つのページの表記は1日ずれていて、どちらが正しいかはMicrosoftに確認できていません。この記事は10月13日を採ります。13日と14日のどちらでも、すでに終了しています。

使い続けると、どんなときに動かなくなるのですか?

危ないのは、PCやOfficeを入れ替えて、Accessが64ビット版に変わったときです。Microsoftによると、Microsoft 365とOffice 2019・2021・2024は64ビット版が既定です。Office 2016は逆に32ビット版が既定でした。2016から入れ替えると、知らないまま64ビット版へ移ります。

64ビット版で止まる理由は、Microsoft Learnの互換性の解説ページに3つ書かれています。

  1. VBAのDeclare文にPtrSafeがないと、コンパイルエラーになる
  2. 32ビットのActiveXコントロール(MSComCtlのTreeView・ListView、MSComCt2のDateTimePickerなど)は読み込めない
  3. 32ビット版と64ビット版のOfficeは、同じPCに同時に入れられない

更新が止まった2021を今のPCで使い続けても、すぐには困りません。困るのは、PCが壊れたときや入れ替えのときです。動かないときの応急処置は64ビット版OfficeでAccessが動かないときの応急処置に書いています。

手元のAccessの版と32/64ビットは、どう確かめますか?

Accessを開き、[ファイル]→[アカウント]→[Accessのバージョン情報]の順に押すと、版とビット数が1行で出ます。手順はMicrosoftのサポートページと同じです。Access引越しの主宰が、この端末のMicrosoft 365版Accessで開いた画面が図3です。

  1. Accessを開き、[ファイル]→[アカウント]を押す
  2. [製品情報]の欄で、製品名とバージョン・ビルドを見る
  3. [Accessのバージョン情報]を押し、1行目の末尾が「64ビット」か「32ビット」かを見る
Accessの版と32/64ビットを確かめる3つの画面。アカウントのメニュー、製品情報のバージョン2609ビルド20430.20146、バージョン情報の1行目のMicrosoft 365 MSO 64ビットの表示Access の版と 32/64 ビットを確かめる画面(Microsoft 365 版で操作)1[ファイル]→[アカウント]2製品情報の欄にバージョンとビルドが出る3[Access のバージョン情報]を押すと、1行目の末尾に「64 ビット」か「32 ビット」この端末の結果:Microsoft® Access® for Microsoft 365 MSO(バージョン 2609 ビルド 16.0.20430.20032)64 ビットアカウント名・ライセンス ID・セッション ID は伏せています。画面は Windows 11 の暗いテーマのまま撮りました。Access引越し 主宰が2026-10-16に操作して撮影 / scripts/figs/access_2021_eos.py
図3 版とビット数を確かめる画面。2026年10月16日にMicrosoft 365のAccessで操作して撮りました。アカウント名と各種のIDは伏せています。

この端末の結果は「Microsoft 365 MSO」の「64ビット」でした。[製品情報]の製品名を見れば、Microsoft 365か、2021・2024などの版かが分かります。

PCが何台もあるときは、PowerShellでレジストリを読むと早く確かめられます。クイック実行で入れたOfficeなら、次の1行でビット数と版の番号が出ます。この端末ではx64と16.0.20430.20146でした。キーが見つからないPCは、画面で確かめてください。

Get-ItemProperty 'HKLM:\SOFTWARE\Microsoft\Office\ClickToRun\Configuration' | Select-Object Platform, VersionToReport

Access 2024やMicrosoft 365に上げれば、解決しますか?

期限は延びますが、64ビットで動かない部分は残ります。Access 2024の提供終了は2029年10月9日で、2026年10月16日から1,089日です(計算値)。Microsoft 365のAccessは、更新を当ててライセンスがある間はサポートが続きます。後継のない製品を終えるときは、最低12か月前に知らせる決まりです。

どちらに上げても、既定で入るのは64ビット版です。PtrSafeのないDeclare文や32ビットのコントロールがあれば、先にVBAを直すか、32ビット版を選びます。Microsoftの「Accessの仕様」では、ファイルの上限2GBと同時ユーザー255も変わりません。

私が版の上げ方を考えるときは、先にVBAの行数とDeclare文の数を数えます。少なければ直して使い続け、多いときや作った人がいないときは、Webアプリへデータごと移す案も並べます。Access引越しでは、どちらに進むかを決める前の棚卸しからお手伝いします。

このサイトで相談するには?

版を上げるか、移すかで迷っているAccessがあれば、Access引越しで一緒に整理します。何をどう頼むか決まっていなくても大丈夫です。Accessのファイルをお見せいただかなくても構いません。

御社のやり方に合わせて、進め方を一緒に考えます。準備は要りません。無料で相談するからどうぞ。返信は最短当日です。

よくある質問

サポートが終わったAccess 2021は、すぐ使えなくなりますか?
いいえ。Microsoftは、Office 2021のアプリは終了後も動き続けることがあるとしています。ただし、セキュリティ更新はもう届きません。
Access 2021のサポートは、何日に終わりますか?
Microsoftの2つのページで表記が1日ずれています。終了日の一覧は10月13日、製品ページは10月14日(米国太平洋時間表示)です。この記事は10月13日を採ります。どちらの日付でも、すでに終わっています。
延長セキュリティ更新(ESU)を買えば、2021を延ばせますか?
いいえ。Microsoftは、Office 2021には延長も延長セキュリティ更新もないとしています。
Access 2016や2019のサポートは、まだ続いていますか?
いいえ。どちらも延長サポートが2025年10月14日に終わっています。2007〜2024の版のうち、更新が続くのはAccess 2024だけです。
32ビット版のOfficeを入れれば、古いAccessは動きますか?
原因がDeclare文や32ビットのコントロールなら、32ビット版を選ぶのが応急処置になります。ただし、32ビットと64ビットのOfficeは同じPCに同時に入れられません。

この数字の出し方

この記事の自前の数字は、次の見本・条件・回数で出しました。主宰が確かめ、更新日は2026年10月17日です。スクリプトの名前から、同じ手順を自分のファイルで再現できます。

  • Access引越しの計算(2026年10月16日。Microsoft のライフサイクルのページの提供開始日と終了日から、(終了日−提供開始日)÷365.25 で年数を出した)。scripts/figs/access_2021_eos.py

出典

  1. Microsoft Learn「Ending Support in 2026」(Access 2021・Office 2021 の提供終了 2026年10月13日、終了後に止まるもの。2026年8月19日更新)(2026年10月16日確認)
  2. Microsoft サポート「End of support for Office 2021」(アプリは動き続けることがある、延長と延長セキュリティ更新はない)(2026年10月16日確認)
  3. Microsoft Learn ライフサイクル「Access 2021」(提供開始 2021年10月5日、提供終了 2026年10月13日、Modern)(2026年10月16日確認)
  4. Microsoft Learn ライフサイクル「Access 2024」(提供開始 2024年10月1日、提供終了 2029年10月9日、Modern)(2026年10月16日確認)
  5. Microsoft Learn ライフサイクル「Access 2019」(延長サポート終了 2025年10月14日、Fixed)(2026年10月16日確認)
  6. Microsoft Learn ライフサイクル「Access 2016」(延長サポート終了 2025年10月14日、Fixed)(2026年10月16日確認)
  7. Microsoft Learn ライフサイクル「Access 2013」(延長サポート終了 2023年4月11日、Fixed)(2026年10月16日確認)
  8. Microsoft Learn ライフサイクル「Access 2010」(延長サポート終了 2020年10月13日、Fixed)(2026年10月16日確認)
  9. Microsoft Learn ライフサイクル「Microsoft Office Access 2007」(延長サポート終了 2017年10月10日、Fixed)(2026年10月16日確認)
  10. Microsoft Learn「Modern Lifecycle Policy」(サポートが続く3条件、後継のない終了は最低12か月前に通知)(2026年10月16日確認)
  11. Microsoft サポート「64 ビット版または 32 ビット版の Office を選択する」(Microsoft 365・2019・2021・2024 は64ビットが既定、2016 は32ビットが既定)(2026年10月16日確認)
  12. Microsoft Learn「Compatibility between the 32-bit and 64-bit versions of Office」(PtrSafe、32ビットの ActiveX コントロール。2024年12月18日更新)(2026年10月16日確認)
  13. Microsoft サポート「Office について:使用している Office のバージョンを確認する方法」(2026年10月16日確認)
  14. Microsoft サポート「Access の仕様」(データベースの上限2GB、同時ユーザー255)(2026年10月16日確認)