INSネットのEDI・G4 FAXはいつまで使える?補完策の終了予定と確認の手順

INSネットの「ディジタル通信モード」は2024年1月2日〜31日に順次終了し、切り替え後の補完策も2028年12月31日に提供終了の予定です(NTT東日本のページ、2026年3月26日更新)。旧来のEDIやG4 FAXを使っている会社は、回線・端末・取引先のEDIを順に確かめ、移り先を早めに決めておく必要があります(2026年10月時点)。
全体の流れと費用はFAX受注の自動化のページにまとめています。
この記事の要点
- INSネットのディジタル通信モードは、2024年1月に順次終了しました。
- 切り替え後の補完策も2028年12月31日に提供終了の予定で、その後は旧来のEDIやG4 FAXでの受発注が続けられなくなるおそれがあります。
- 確かめる順番は、回線→端末→取引先のEDIの3つです。
- 移行先は、インターネットEDI、Web受発注、FAXで受けて読み取りを自動にする方法の3つから選びます。
目次
INSネットのディジタル通信モードは、いつまで使えるのですか?
ディジタル通信モードは2024年1月2日〜31日に順次終了しました。切り替え後に用意された補完策も、2028年12月31日に提供終了の予定です(NTT東日本のページ、2026年3月26日更新)。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年1月2日〜31日 | INSネットの「ディジタル通信モード」が順次終了 |
| 切り替え後〜2028年12月31日 | 補完策で通信を続けられる期間 |
| 2028年12月31日 | 補完策の提供終了予定 |
ディジタル通信モードは、古い形のEDI(企業どうしで受発注データをやり取りする仕組み)やG4 FAX(ISDN回線を使う高速なFAX)などで使われてきました。補完策の終了は先の話に見えますが、取引先との調整や機器の入れ替えを考えると、残りの期間はそれほど長くありません。
自社が影響を受けるかは、どう確かめればよいですか?
回線、端末、取引先のEDIの3つを、この順に確かめます。どれか1つでも旧来の方式を使っていれば、移り先を考える必要があります。
- 回線を確かめる:契約書や毎月の請求書で、INSネット(ISDN)の契約があるかを見ます。
- 端末を確かめる:G4対応のFAX機、EDI用の専用端末、TA(ISDN回線につなぐための機器)が使われていないかを見ます。社内で誰も把握していない古い機器が、倉庫や事務所の奥で動いていることもあります。
- 取引先のEDIを確かめる:どの取引先と、どの方式で受発注データをやり取りしているかを一覧にします。
- 販売管理とのつながりを確かめる:EDIで受けたデータが、販売管理にどう取り込まれているかを見ます。
- 契約先に聞く:補完策を使っているか、終了後にどうなるかを、回線や端末の契約先に確認します。
補完策が終わると、何に困るのですか?
旧来のEDIやG4 FAXでの受発注が続けられなくなるおそれがあり、受注の流れそのものを組み替える必要が出てきます。終了後の具体的な扱いは、NTT東日本・西日本の案内と契約先の説明で確かめてください。
困りやすいのは、データで届いていた注文が、移り先が決まらないまま紙のFAXや電話に戻ってしまうケースです。そうなると、それまで自動で取り込めていた注文を手で打ち込むことになり、受注の担当者の負担が一気に増えます。
また、旧来のEDIは何年も前に入れた仕組みであることが多く、設定した担当者がすでに異動や退職をしていて、中身を誰も説明できないこともあります。どの取引先のデータが、どの機器を通って、販売管理のどこに入っているのか。終了の直前にこれを調べ始めると、移り先を比べる時間が足りなくなります。まだ時間のある今のうちに、流れを1枚の図や表に書き出しておくだけでも、あとの判断がずっと楽になります。
移るときの選択肢には、何がありますか?
主な選択肢は、インターネットを使うEDIへの切り替え、Web受発注、そしてFAXで受けたうえで読み取りを自動にする方法の3つです。
| 選択肢 | 内容 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| インターネットEDI | 取引先とインターネット経由で受発注データをやり取りする | 取引先も同じ方式に移れる |
| Web受発注 | 取引先にWebの画面から注文してもらう | 取引先に入力をお願いできる |
| クラウドFAX+自動読み取り | FAXはそのまま受け、データにしてAIで読み取る | 取引先に負担をかけたくない |
クラウドFAX(インターネット経由で送受信するFAX)は、料金を紹介した記事の記載で、月額1,078円(税込)からという例があります。複数の方式を取引先ごとに使い分ける形も、現実的な選択肢です。
たとえば架空の「日用品卸のC社」で、大口の取引先はインターネットEDIに移れるものの、小さな取引先はEDIの切り替えに費用をかけられない、という場合があります。このとき、大口はインターネットEDI、小口はFAXで受けて自動で読み取る、と分ければ、どちらの取引先にも無理をお願いせずに済みます。FAXで受ける分も、AIが品名・数量・納期を読み取って販売管理に送る形にすれば、EDIのときに近い流れを保てます。
取引先とは、どう話を進めればよいですか?
まず取引先ごとに今の方式と移り先の希望を聞き、相手の都合に合わせて方式を分けると、無理なく進みます。
- 取引先の一覧に、今の方式と取引量を書き出す
- 取引量の多い取引先から、移り先の希望を聞く
- EDIに移れない取引先は、FAXで受けて自動で読み取る形を候補にする
- 切り替えの時期を決め、しばらくは新旧の両方で受けられるようにする
このサイトで相談するには?
EDIから移れない取引先の分を、FAXで受けて自動で読み取る形にしたい場合は、無料相談で状況をお聞きします。FAX受注の自動化は一式30万円〜で、取引先には何もお願いしない形で組みます。
よくある質問
- INSネットのディジタル通信モードはいつ終わりましたか?
- 2024年1月2日から31日にかけて順次終了しました。切り替え後の補完策も、2028年12月31日に提供終了の予定です。
- 普通のFAX(G3)も使えなくなりますか?
- この記事で扱う終了の話は、ディジタル通信モードとその補完策のことです。自社のFAXの方式と回線は、端末の取扱説明書や契約先で確かめてください。
- まず何から確かめればよいですか?
- 最初に、自社の回線がINSネットかどうかを契約書や請求書で確かめます。そのあと端末と、取引先とのEDIの方式を順に確かめます。
出典
- ISDN(INSネット)のサービス終了について(NTT東日本)(2026年10月12日確認)
- クラウドFAXの料金を紹介した記事(マネックス MCB FinTechカタログ)(2026年10月12日確認)

