中小企業のAI導入支援|カスハラ対応の記録と報告の仕組みづくりから

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計算機

カスハラの記録と報告の時間の計算機|その場で相談できる上司がいない時間も

この計算機は、カスハラの記録と報告に月何時間かかるかと、その場で相談できる上司がいない時間が月何時間あるかを出します。1拠点・月1件、1件に報告15分・伝達10分・転記5分なら、記録と報告は月0.5時間(時給1,177円で589円)です。営業12時間・店長の在店8時間・月30日なら、店長がその場にいない時間は月120時間です。本部の窓口や電話で営業中ずっと受けられるなら0です(運営者の計算、2026年10月時点)。

書いた人
カスハラ報告ライン 主宰(元AIエンジニア)
公開
更新
事実の確認

自社の条件で計算する

数値を書き換えると結果がその場で変わります。初期値は1拠点・月1件で、減る時間は0から始まります。報告の仕組みの主な目的は時間の節約ではなく、措置を講じたことと事実を記録で示せるようにすることです。

今の件数と、1件にかかる時間
仕組みにした後の想定(既定は今と同じ)
月の事案の件数
1件
記録と報告の時間(今・月)
0.5時間(589円)
仕組みにした後(月)
0.5時間(589円)
減る時間(月)
0時間
現場での対応の時間(月。仕組みでは減らない)
0.5時間
その場で相談できる上司がいない時間(月。本部や電話で受けるなら0)
120時間
向く方法
まずは報告書の項目をそろえ、責任者への連絡の手順を決める
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入力値はこの画面の中だけで計算し、送信しません。件数と、報告・伝達・転記の分は仮の値です。仕組みにした後の分は、御社で見込む値を入れてください(既定では今と同じなので、減る時間は0です)。現場での対応の30分は、厚生労働省のマニュアルが「あくまで一例」として示す時間です。報告の仕組みの主な目的は時間の節約ではなく、措置を講じたことと、何があったかを記録で示せるようにすることです。

どういう式で計算しているか?

月の件数に1件の報告・伝達・転記の分を掛けて記録と報告の時間を出し、拠点の数に営業時間と上司の在店時間の差と営業日を掛けて、その場で相談できる上司がいない時間を出します。

  • 月の件数 N = 店舗・事業所の数 S × 1拠点・1か月の件数 n
  • 記録と報告の時間(今・月)T0 = N ×(報告 b + 伝達 c + 転記・集計 d)÷ 60、金額 = T0 × 1時間あたりの人件費 w
  • 仕組みにした後 T1 = N ×(b1 + c1 + d1)÷ 60(b1・c1・d1 は御社で見込む分)
  • 現場での対応の時間(月)Ta = N × 1件の対応の分 a ÷ 60。報告の仕組みでは減らない時間として別に出します
  • その場で相談できる上司がいない時間(月)= S × max(0, 営業時間 H − 上司の在店時間 M)× 営業日 D。本部の窓口や電話で営業中ずっと受けられるなら、M に営業時間と同じ値を入れて0にします

入力例と結果は?

初期値では記録と報告が月0.5時間、その場で相談できる上司がいない時間が月120時間です。導入例(イメージ)の8店舗のスーパーと同じ置き方なら、記録と報告は月8時間から約1.3時間になります。

入力項目と初期値
入力記号単位初期値
店舗・事業所の数S拠点1
1拠点・1か月の事案の件数(仮の値。0から変えられます)n件1
1件の現場での対応の時間(厚労省マニュアルの一例)a分30
1件の報告書づくり(仮の値)b分15
1件の本部への伝達(仮の値)c分10
1件の本部での転記・集計(仮の値)d分5
1時間あたりの人件費(最低賃金の全国加重平均)w円1,177
1日の営業時間H時間12
その場で相談できる上司(店長など)が店にいる時間(本部や電話で営業中ずっと受けるなら営業時間と同じ値)M時間/日8
月の営業日D日30
仕組みにした後の報告(既定は今と同じ)b1分15
仕組みにした後の伝達(既定は今と同じ)c1分10
仕組みにした後の転記・集計(既定は今と同じ)d1分5
入力例と結果(画面の計算機と同じ関数でビルド時に計算)
例月の件数記録と報告(今)仕組みにした後現場での対応その場で相談できる上司がいない時間
初期値(1拠点・月1件)1件0.5時間(589円)0.5時間0.5時間120時間
2拠点・各月3件(訪問介護の導入例と同じ置き方)6件3時間(3,531円)0.5時間3時間240時間
8店舗・各月2件(スーパーの導入例と同じ置き方)16件8時間(9,416円)1.3時間8時間960時間
1拠点・月20件(コールセンターの導入例と同じ置き方)20件10時間(11,770円)1.7時間10時間120時間

2行目以降は、導入例(イメージ)と同じ件数と分を置いた例で、仕組みにした後は1件の報告5分・伝達と転記0分としています。件数と分は架空の会社に置いた値で、統計ではありません。8店舗で店長がその場にいない時間は月960時間です。指針4⑵は相談の担当者が店にいることまでは求めていないので、その時間の報告を本部の窓口や電話で受ける流れを決めておけば、この時間は埋まります。シフトの型ごとの数え方はカスハラの相談窓口の記事にあります。

頼み先ごとに、3年間でいくらかかるか?

電話の録音を取り込む30席のコールセンターと同じ大きさのモデルで、最初の費用に毎月の費用の3年分を足した総額を、保守契約なし・ありで出しました。他社はこのモデルで比べられない理由を表に書いています。

3年間の総額の比較(モデルケース、いずれもその金額から)カスハラ報告ライン(保守契約なし) 80万円〜+文字起こしの実費、カスハラ報告ライン(保守契約あり) 116万円〜+文字起こしの実費カスハラ報告ライン保守契約なし80万円〜+文字起こしの実費カスハラ報告ライン保守契約あり116万円〜+文字起こしの実費
最初の費用3年間の毎月の費用モデルケース:電話の録音を取り込み、文字にして事案の記録に残すところまで入れる会社(導入例(イメージ)の30席のコールセンターと同じ大きさ)。カスハラ報告ラインは同じ大きさの導入例(イメージ)の80万円〜で、文字起こしの実費は別。A社・B社・S社は、このモデルでは総額を比べられないため図に入れていません(理由は下の表)。
3年間の総額(モデルケース:電話の録音を取り込み、文字にして事案の記録に残すところまで入れる会社(導入例(イメージ)の30席のコールセンターと同じ大きさ)。いずれも「その金額から」)
頼み先最初の費用毎月の費用3年間の総額
A社(通報・録音のアプリ)——料金の公表なし
B社(録音・文字化のパック)——公式ページ(2026-10-16)では対面の接客向け(端末3台まで)とされ、電話の録音を取り込む機能の記載がないため、このモデルでは比べられない
S社(人事労務のクラウド)——カスハラ専用の機能ではないため比べられない
カスハラ報告ライン(保守契約なし)80万円〜月0円〜80万円〜+文字起こしの実費
カスハラ報告ライン(保守契約あり)80万円〜月0円〜に保守 月1万円〜を足す116万円〜+文字起こしの実費

対面の窓口が1つの事業所なら、3年間でいくらか?

3年間の総額(モデルケース:対面の窓口が1つの事業所の会社(端末3台まで)。いずれも「その金額から」)
頼み先含むもの最初の費用毎月の費用3年間の総額
B社(録音・文字化のパック。録音・文字化)対面の会話の録音と文字化。報告フォーム・通知・台帳は含みません26.4万円〜月1.1万円〜66万円〜
カスハラ報告ライン(保守契約なし。報告・台帳)報告フォーム・通知・台帳(録音の取り込みなし)30万円〜0円〜30万円〜
カスハラ報告ライン(保守契約あり。報告・台帳)同上。保守契約(月1万円〜)を付けた場合30万円〜月1万円〜66万円〜

含むものが同じではないため、金額の大小だけでは選べません。録音と文字化だけならB社のほうが安く始められます。B社は録音と文字化、カスハラ報告ラインは録音を入れない報告フォーム・通知・台帳です。A社は料金の公表がなく、S社はカスハラ専用の機能ではないため並べていません。

カスハラ報告ラインは、このモデルと同じ大きさの導入例(イメージ)の金額で、文字起こしのクラウドの実費は使った分だけ別にかかります。各社の料金・できること・出典は頼み先の比較にまとめています。

この計算の前提と限界は?

件数と、報告・伝達・転記の分の初期値は、運営者が置いた仮の値で、統計ではありません。自社の数字に置き換えて使ってください。

  • 1件の現場での対応の30分は、厚生労働省のマニュアルが、膠着状態から30分程度を超えたらお引き取りを願う、という対応の例に挙げる時間です。マニュアル自身が「あくまで一例」とし、業種・業態に応じて各企業で決めるよう書いています
  • 1時間あたりの人件費の初期値1,177円は、令和8年度の地域別最低賃金の全国加重平均です。人件費の下限の目安なので、会社負担の保険料を含めた実際の額を入れてください
  • 報告・伝達・転記の時間を測った公的な統計は、2026年10月の時点で見つかりませんでした。1か月ほど、自社の報告にかかった分を数えた値を入れてください
  • その場で相談できる上司がいない時間は、店長などの上司が店にいる時間を1日の合計で入れたものです。休憩や会議で抜ける時間は含めていません。窓口が店の外(本部・電話・外部の委託先)にあっても措置にはなるので、これは窓口がない時間ではありません
  • 対応のあとに従業員が受ける心身の負担や、休職・離職の影響は、この計算に含めていません。報告の仕組みの値打ちは、減る時間より、措置を講じたことや、労災の請求・紛争・離職のときに何があったかを記録で示せることにあります

現場の報告から本部の台帳までを、御社のやり方のまま1本に。

御社のやり方に合わせて、進め方を一緒に考えます。準備は要りません。オンラインで、全国からお受けしています。

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頼み先の比較/記録と報告の時間の計算機

出典

  1. 厚生労働省 カスタマーハラスメント対策企業マニュアル(令和8年度改訂版)(2026年10月16日確認)
  2. 厚生労働省「令和8年度地域別最低賃金改定状況」(2026年10月16日確認)

変更履歴

公開:最初の版(計算式の検証日 2026-10-16)