現場のまど中小企業のAI導入支援|現場管理アプリの独自開発から現場管理アプリ 専門

方式比較

現場管理の仕組みの作り方の比較|LINE・無料フォーム・既製アプリ・独自開発の違い

現場管理の仕組みの作り方は、LINEとExcelのまま、無料のフォーム+Excel、既製の施工管理アプリ、業務アプリ作成サービス、独自開発、システム会社への開発の依頼の6つです。分かれ目は、協力会社の職人にIDを配って使ってもらえるかと、受け取った入力から手配の割り当てや出面の集計まで画面に任せたいかの2つです。IDを配れず、入力を受け取れれば足りるなら、無料のフォームで0円から始められます。割り当てと集計まで1つの画面にしたいなら独自開発が候補で、一式30万円〜です(2026年10月時点)。

書いた人
現場のまど 主宰(元AIエンジニア)
公開
更新
事実の確認

結論:現場管理の仕組みの作り方は6つ

LINEとExcelのまま、無料のフォーム+Excel、既製の施工管理アプリ、業務アプリ作成サービス、独自開発、システム会社への開発の依頼の6つです。

職人の手配・出面・日報を回す6つの方法(2026年10月時点)
方式変わること職人・協力会社のID初期費用の例毎月の費用の例使い始めるまで向く会社向かない会社
①LINEとExcelのまま何も変わらない。所長が電話とLINEで集め、Excelにまとめる不要0円0円今日から同時に動く現場が5件以下記録を後から探す、出面を集計する会社
②無料のフォーム+Excel無料のフォームサービス(C社)などで入力を受け、Excelやスプレッドシートで集める不要ログイン不要の設定の場合。C社のフォームで写真を受け取る設問はログインが要る0円〜(組み立ては自社で)0円〜(無料の範囲)自社で組む時間しだい入力を受け取れれば足り、集計の式を社内で組める手配の割り当て・二重手配の警告・出面の集計まで画面に任せたい
③既製の施工管理アプリ写真・図面・工程・日報を1つの製品で共有する製品による公開なし(見積もり)公開なし(見積もり)契約後すぐ(設定は自社で)協力会社にもアプリを使ってもらえる関係がある協力会社がログインしない、困っているのは一部だけ
④業務アプリ作成サービス(B社など)自社で台帳や申請の画面を組み立てるゲストが基本社外の人はゲストとして招く0円〜1ユーザー月1,000円〜(最低10ユーザー。社外のゲストは月700円〜)数週間〜(社内で組む)社員だけで使う台帳、社内に組める人がいる条件つきの割り当て
⑤独自開発(現場のまど)困っている所だけを、自社の段取りどおりの専用の画面にする不要30万円〜IDの月額なし(サーバーなどの実費は別。計算機では仮に月3,000円。保守は任意で月1万円〜)最短その週から協力会社にIDを配れず、手配の割り当てや出面の集計まで画面に任せたい写真・図面・受発注まで1つの製品でそろえたい
⑥システム会社への開発の依頼現場管理と原価・基幹まで含めて作り替える仕様しだい公開例:D社 30万円〜(1業務・2〜4週間)、E社 月10万円〜(月額型)。範囲が広い開発は見積もりしだい保守は契約しだいD社の公開例は2〜4週間。範囲が広い開発は見積もりしだい基幹まで大きく作り替えたい、要件をまとめる担当を置けるまず一部だけ試したい会社

「職人・協力会社のID」は、協力会社の職人が入力するのにIDとログインが要るかどうかです。既製の施工管理アプリでは、協力会社の扱いが製品と契約で違うため「製品による」としました。業務アプリ作成サービスの金額は、料金を公開しているB社の公式の料金ページの値(2026年10月16日確認)です。施工管理アプリの大手各社は金額を公開していません。システム会社への開発の依頼は、料金を公開しているD社・E社の例だけを載せ、範囲の広い開発は見積もりしだいとしました(2026年10月17日確認)。使い始めるまでの期間と「向く会社」は、主宰の目安です。このページは方式の違いを比べています。頼み先ごと(A社・B社・受託開発・現場のまど)の進め方と相談の相手の違いは頼み先の比較に、5年間の総額は総額の計算機の試算にまとめています。

どの作り方が自社に合うか?

確かめるのは4つです。協力会社にIDを配れるか、同時に動く現場は何件か、手配の割り当てや出面の集計まで画面に任せたいか、写真や図面まで1つにしたいかです。

確かめること答え向く方式
協力会社の職人にIDを配れるか配れて、すでに使ってもらえている③既製の施工管理アプリ
使うのは社員だけか社員だけで、社内に組める人がいる④業務アプリ作成サービス
同時に動く現場の数5件以下①LINEとExcelのまま(記録の残し方だけ決める)
協力会社の入力を受け取るだけで足りるか足りる。集計の式は社内で組める②無料のフォーム+Excel
困っている所手配の割り当て・二重手配の警告・出面の集計まで手が回らず、協力会社が既製アプリを使わない⑤独自開発
作り替える範囲原価管理や基幹まで含めて全部⑥システム会社への開発の依頼

無料のフォームとExcelで、どこまでできるか?

協力会社の職人の入力を、アカウントなしで受け取るところまではできます。受け取ったあとの手配ボードの割り当て、二重手配の警告、出面の集計は、Excelの式やスクリプトを自分で組むことになります。

無料のフォームサービス(C社)は無料で作れます。ログイン不要の設定にすれば、職人は届いたリンクを開いて人数や作業内容を選ぶだけで送れます。回答はスプレッドシートやExcelにたまるので、月末の出面の集計も、式を組めばできます。所長や事務にExcelの得意な人がいて、同時に動く現場が少ないうちは、いちばん安い始め方です。

ただし、写真を受け取る設問を付けると、C社のフォームでは回答する人にC社のアカウントへのログインが要ります(提供元の公式ヘルプ、2026年10月16日確認)。また、フォームは入力を集める道具なので、「同じ職人を同じ日に2つの現場へ入れない」「玉掛けの資格がある人を1人」といった決まりで手配を組む機能はありません。職人ごとに手配を知らせるリンクを分けたり、了解の返事を手配表に戻したりするのも、自分で組む部分です。ここを手で回す時間が増えてきたら、独自開発を考える目安になります。

業務アプリ作成サービスで施工管理を作ると、どこで行き詰まるか?

よくあるのは、社外の職人の分もゲストなどの料金がかかることと、職人の割り当てのような条件つきの計算を画面の中で組みにくいことの2つです。

料金を公開しているB社は1ユーザーごとの月額で、ライト1,000円・スタンダード1,800円(税抜)、どちらも最低10ユーザーからの契約です(B社の公式の料金ページ)。協力会社など社外の人は、ゲスト(ライト700円・スタンダード1,440円)として招けます。ライトでは外部サービスとの連携や拡張機能が使えません。社員だけで使う台帳や申請なら、業務アプリ作成サービスで十分なことが多くあります。

行き詰まりやすいのは、「この職人は玉掛けの資格がある」「同じ人を同じ日の2現場へ入れない」といった条件で割り当てを組む場面です。今のアプリは残し、職人の入力の窓口と割り当ての計算だけを外に作ってつなぐ、という分け方もできます。

協力会社の職人にIDを配ると、何が起きるか?

IDの数え方しだいで毎月の費用が増え、職人は元請ごとに違うアプリとIDを使い分けることになります。施工管理アプリを導入していると答えた建設業従事者136人では、どの規模でも3〜4割が「現場への定着が進んでいない」を挙げました(区分ごとの人数は非公開)。

職人の入力のしかた 開くまでにすること 費用の増え方
LINEで自由に報告 トークを開く 増えない(記録は流れる)
無料のフォーム 届いたリンクを開く(ログイン不要の設定の場合) 増えない(受け取ったあとの集計は自分で組む)
既製の施工管理アプリ 製品による(元請の契約で協力会社が無料のアカウントを使える製品もある。協力会社の扱いは各社に確認) 製品と契約しだい
業務アプリ作成サービス ゲストとしてIDとパスワードでログイン ゲスト1人ごとの月額(B社は月700円〜)
リンク入力(独自開発) 届いたリンクを開く 増えない

出典は現場TECH(合同会社ソウルグッド)の調査(2026年3月、建設業従事者426人)です。3〜4割は、会社の大きさで分けた3つの区分(〜49人・50〜299人・300人以上)で発表された割合(29.0%・37.3%・40.4%)をまとめた言い方です。回答者は会社ではなく個人で、区分ごとの人数は発表されていません。区分の人数が少ないと見られるので、会社の大きさによる差とは読みません。

開くまでの手間も違います。人の操作時間を見積もる手法(KLM)で計算すると、協力会社の報告1回は、ログイン済みの既製アプリで28.2秒(ログインから入ると39.5秒)、リンク入力で11.6秒でした。KLMによる主宰の計算で、人の手で測った値ではありません(実測なし)。読み直しの手順は施工管理アプリが定着しないのはなぜかにまとめています。入力の手数の計算は協力会社の報告はLINEとアプリのどちらが早いかで、リンク入力の安全性は職人がアカウントなしで日報を出せる仕組みで扱います。

作り方を選ぶときの、よくある失敗は?

機能の多さで選んで職人が使わなかったこと、無料期間に社員だけで試して決めたこと、全部を1つの製品で済ませようとしたことの3つです。

機能の多さで選び、職人が使わなかった

写真・図面・チャット・工程と機能がそろっていても、職人が開くのは日報の画面だけ、ということがよくあります。選ぶ前に「職人に何を入力してほしいか」を1行で書き、その入力が何手で済むかを確かめます。

無料期間に社員だけで試して決めた

社員だけで試すと、協力会社の職人が入力するときのつまずきが見えません。無料期間のうちに、常連の協力会社1社に実際の現場で入力してもらってから決めます。

全部を1つの製品で済ませようとした

写真台帳・工程表・日報・原価を1つの製品にまとめようとすると、どれも少しずつ合わない所が残ります。困っている順に、今のものを残すか作るかを1つずつ決めるほうが、早く楽になります。

よくある質問

既製アプリと独自開発を組み合わせられる?
できます。写真と図面は既製アプリのまま、協力会社の入力と手配だけを専用の画面にする分け方がよくあります。
独自開発のアプリは、作った人がいなくなったら困らない?
御社のアカウントに置き、設定と直し方の手順書を添えてお渡しします。ほかの開発者でも直せる形にします。
出面の画面とCCUSや安全書類で、二重入力にならない?
安全書類とCCUSの就業履歴は作らず、今の仕組みのまま使います。職人の名簿を共通にしてCSVで渡し、出面とCCUSの入退場をCSVで突き合わせて、入力を1回で済ませる形にします。
業務アプリ作成サービスで作ったアプリを、作り直すことになる?
なりません。今のアプリは残し、職人の入力や割り当ての計算など、足りない所だけを外に作ってつなぎます。

現場の手配と記録を、御社の段取りのままアプリに。

中小企業のAI導入支援として、現場1つ・協力会社1社からでもお受けします。何をどう頼むか決まっていなくても大丈夫です。御社のやり方に合わせて、進め方を一緒に考えます。準備は要りません。

無料で相談する

頼み先の比較/総額の計算機

出典

  1. B社(業務アプリ作成サービス)の公式の料金ページ(ゲストを含む。社名は伏せています)(2026年10月16日確認)
  2. 無料のフォームサービス(C社)の提供元の公式ヘルプ「フォームの質問の形式を選択する」(ファイルのアップロードの設問は、回答者のC社アカウントへのログインが必要。社名は伏せています)(2026年10月16日確認)
  3. 現場TECH(合同会社ソウルグッド)「施工管理アプリの導入・活用実態に関する調査」(2026年3月、n=426、PR TIMES 2026年5月11日)(2026年10月16日確認)

変更履歴

公開:公開
更新:調査の数字を全体の推定値に改め、出典のない開発の依頼の金額を削除。頼み先ごとの進め方の表は /compare/ に分けた(このページは方式の比較)
更新:無料のフォーム+Excelを方式に追加し、6つの比較にした。他社の実名をB社に改め、開発の依頼の協力会社の入力を「仕様しだい」にそろえた。入力の秒数はログイン済みの値を先に書く形に改めた
更新:定着の遅れを推定値から規模別の幅に改め、入力の手数の計算(KLM、実測なし)を添えた。独自開発の毎月の費用をIDの月額0円と実費に分け、開発の依頼の期間を見積もりしだいに改めた