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計算機

アワーレートの計算|人と設備の時間あたりの費用から見積単価まで出す計算機

年収400万円・稼働85%・会社負担15.31%の人のアワーレートは、2,713円/時です(労災保険料は別)。アワーレートの計算は、人なら年間の給与と会社負担の社会保険料を作業に使える時間で割り、設備なら償却費や保守・電気を稼働時間で割って出します。この計算機は、その値に材料費・加工時間・段取りの按分を足して、1個の見積単価まで出します。架空の入力例では、ロット10個で1個1,678円でした(2026年10月時点の料率)。見積1件の作成時間と件数から、いまの手間の年額も出せます。

著者:
ai-dounyuu.com 主宰(見積帳場)(元AIエンジニア(中小企業のAI導入支援)) / 運営者について
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アワーレートと見積単価を計算する

空欄に自社の数字を入れると、人と設備のアワーレート、入れたロットの見積単価、1個・10個・100個・1,000個のときの単価が出ます。「入力例を入れる」で架空の例が入ります。

人のアワーレート
設備のアワーレート
1個の見積単価
人のアワーレート
—
設備のアワーレート
0円/時
見積単価(入れたロット)
—
1個のとき
—
10個のとき
—
100個のとき
—
1,000個のとき
—
無料で相談する

入力値はこの画面の中だけで計算し、送信しません。会社負担の率の初期値15.31%は、厚生年金・協会けんぽの全国平均・雇用保険(一般の事業)の事業主負担と、事業主だけが払う子ども・子育て拠出金0.36%を足した値です。労災保険料(業種で0.25%〜)・介護保険料・子ども・子育て支援金(事業主0.115%)は含まないので、「労災保険料率など」の欄に足してください。

計算の式は?

人は給与と会社負担を「就業時間×稼働率」で割り、設備は償却費・保守・電気などを稼働時間で割ります。見積単価は、材料費に「アワーレート×1個の時間」と外注費を足し、管理費と利益を掛けて出します。

  • 人のアワーレート(円/時)= 年間の給与・賞与 ×(1 + 会社負担の率 + 労災保険料率など)÷(年間の就業時間 × 稼働率)
  • 設備のアワーレート(円/時)=(年間の償却費 + 年間の保守・電気など + 置き場の費用)÷ 設備の年間稼働時間
  • 見積単価(円/個)= {材料費 ×(1 + ロス率)+(人+設備のアワーレート)×(1個の加工時間 + 段取り時間 ÷ ロット)+ 外注費}×(1 + 管理費率)×(1 + 利益率)

材料費は、ロスを含めない1個あたりの値で入れ、切断や加工で出るロス(歩留まり)は「材料のロス率」の欄に入れます。ロス率を0にすれば、ロスは見ない計算です。治具・金型の償却、検査費、運賃は、外注費の欄か材料費に含めて入れます。設備の稼働時間を空欄にすると、設備の分は0円として計算します。人の分だけで見積もる工程に使えます。

入力例では、いくらになるか?

架空の入力例では、人が2,713円/時、設備が938円/時で、ロット10個の見積単価は1,678円/個です。同じ条件で1個なら6,606円、100個なら1,185円になります。

入力項目と初期値(空欄の欄は入力例の値)
入力記号単位初期値入力例(架空)
年間の給与・賞与S円空欄4,000,000
会社負担の社会保険料の率f%15.3115.31
労災保険料率など(業種で0.25%〜)w%00
年間の就業時間H時間空欄2,000
稼働率u%10085
年間の償却費D円空欄1,200,000
年間の保守・電気などR円空欄300,000
置き場の費用A円/年00
設備の年間稼働時間Hm時間空欄1,600
材料費(ロスを含めない)M円/個空欄400
材料のロス率(切りくず・端材・不良)L%00
外注費O円/個00
1個の加工時間t分空欄12
段取り時間s分空欄90
ロットq個空欄10
管理費率g%00
利益率p%00
入力例と結果(画面の計算機と同じ関数でビルド時に計算)
例人のアワーレート設備のアワーレート見積単価(そのロット)1個のとき100個のとき
入力例(ロット10個)2,713円/時938円/時1,678円/個(10個)6,606円/個1,185円/個
同じ条件でロット1個2,713円/時938円/時6,606円/個(1個)6,606円/個1,185円/個
稼働率を100%にした場合2,306円/時938円/時1,535円/個(10個)5,914円/個1,097円/個
利益率10%を乗せた場合2,713円/時938円/時1,846円/個(10個)7,267円/個1,303円/個

どれも、画面の計算機と同じ関数でビルドのときに計算した値です。管理費率と利益率は0%なので、表の見積単価は費用だけの値です。利益を10%乗せるなら、1.1を掛けます。

ロスの計算例です。材料400円の品物でロス率が10%なら、材料費は400円×(1+0.1)=440円になり、見積単価は1,678円から1,718円/個に40円上がります(ほかの入力は同じ、管理費・利益0%)。

初期値は、どう決めたか?

自社に有利な値を入れないよう、会社負担の率15.31%と稼働率100%のほかは、0か空欄にしています。会社負担の率は、一次資料の料率から見積帳場が計算しました。

確かめること答えそのときは
会社負担の率15.31%(一般の事業・協会けんぽ全国平均・40歳未満。子ども・子育て拠出金を含む)都道府県・業種・年齢に合わせて直す
稼働率100%(補正なし)日報などから、作業に使った時間の割合に下げる
労災保険料率など0業種の労災保険料率(0.25%〜)と、子ども・子育て支援金の事業主分0.115%などを足して入れる
管理費率・利益率・外注費・置き場の費用0自社の値を入れる
手間の年額の計算機すべて0自社の作成時間・件数・時間あたりの費用を入れる
給与・就業時間・設備・材料・時間・ロット空欄自社の値を入れるか、入力例を入れる

15.31%は、厚生年金18.3%の半分・協会けんぽ全国平均9.90%の半分・雇用保険(一般の事業)の事業主負担0.85%と、事業主だけが払う子ども・子育て拠出金0.36%(令和8年度)の合計です。

次の3つは入れていません。労災保険料率は業種で違い、令和8年度は金融業などの0.25%から、金属製品製造業・金属加工業(洋食器・刃物・手工具・一般金物・めっき業を除く)0.9%、めっき業0.65%などです。自社の区分は労働局か加入している事務組合で確かめます。40〜64歳の人の介護保険料は1.62%の半分の0.81%です。令和8年4月分から始まった子ども・子育て支援金は支援金率0.23%の労使折半で、事業主は0.115%です。どれも「労災保険料率など」の欄に足して使います。雇用保険料率は2027年3月31日までの率なので、2027年4月に初期値を見直します。内訳の表はアワーレートとはにあります。

出た単価は、見積にそのまま使ってよいか?

費用の下限の目安として使い、値引き・特急・材料の時価の判断は人が上に乗せます。稼働率と段取りの時間は、日報などの実際の時間から置くと、単価のずれが小さくなります。

アワーレートは年1回、給与・保険料率・電気代が変わったときに入れ直します。社長の決まりを計算ルールにして、見積の画面で毎回この計算をする形は見積の自動化の導入支援で作れます。

利益率の欄に入れるのは上乗せ率(掛け率)で、粗利率ではありません。取り違えると単価が下がるので、掛け率と粗利率の記事で換算表を確かめてください。計算を生成AIに任せて間違える所はChatGPTで見積書の計算を任せる記事に、見積書に書く項目は見積書の項目の記事にあります。

見積の手間は、年間いくらに当たるか?

見積1件の作成時間(分)÷60×月の件数×12×作る人の時間あたりの費用で出ます。架空の入力例(1件40分・月120件・2,713円/時)では年960時間、約260万円です。

いまの見積の手間
見積に使う時間
0時間/年
手間の年額
0円/年

入力値はこの画面の中だけで計算し、送信しません。時間あたりの費用には、上の計算機の人のアワーレートを入れられます。出るのはいまの手間の金額だけで、何かを入れたときの費用とは比べていません。

入力例(架空)と結果(画面の計算機と同じ関数でビルド時に計算)
見積1件の作成時間40分
月の見積件数120件
作る人の時間あたりの費用2,713円/時
見積に使う時間960時間/年
手間の年額2,604,480円/年

初期値はすべて0です。時間あたりの費用には、上の計算機で出した人のアワーレートを入れられます。出るのは、いまの見積にかかっている手間の金額だけです。何かを入れたときの費用と比べたり、回収の月数を出したりはしていません。比べるときは、手間が何割減るかを自社の見積で測ってから掛けてください。

よくある質問

入力した数字は送信される?
送信されません。計算はこの画面の中だけで行い、ページを閉じると消えます。
健康保険が協会けんぽでない場合は?
加入している健康保険組合の料率の事業主負担分に置き換えて、会社負担の率の欄に入れてください。
設備がない工程はどうする?
設備の稼働時間を空欄のままにすると、設備の分は0円で計算します。人の分だけの単価が出ます。

社長の値決めを、御社の計算の決まりのまま画面に。

今のExcelの単価表も活かして作ります。見積1種類からでもお受けします。何をどう頼むか決まっていなくても大丈夫です。御社のやり方に合わせて、進め方を一緒に考えます。

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頼み先の比較

この数字はどう出したか

このページの実験と計算の数字は、実際のお客さまの取引ではなく、架空のデータや架空の入力例から主宰が出したものです。計算はPythonのコード(scripts/figsの再現コードと、画面の計算機と同じ式のsrc/lib/calc.ts)で組み、同じ入力なら同じ数字が出ます。

更新 ・ 事実の確認

出典

  1. 日本年金機構「厚生年金保険の保険料」(保険料率18.3%)(2026年10月16日確認)
  2. 全国健康保険協会 大阪支部「保険料率の推移」(令和8年3月分からの全国平均9.90%)(2026年10月16日確認)
  3. 山形労働局「令和8年度の雇用保険料率について」(2026年10月16日確認)
  4. 日本年金機構「保険料額表(令和2年9月分〜)」(令和8年度の子ども・子育て拠出金率1,000分の3.6。事業主だけが負担)(2026年10月16日確認)
  5. 全国健康保険協会 広島支部「令和8年度の保険料率」(子ども・子育て支援金率0.23%、令和8年4月分から、労使折半)(2026年10月16日確認)
  6. 群馬労働局「令和8年度の労災保険率について」(令和7年度と同率)(2026年10月16日確認)
  7. 見積帳場の計算機(src/lib/calc.ts。2026年10月16日)(2026年10月16日確認)

変更履歴

更新:材料費にロス・歩留まりを含めると追記
更新:材料のロス率の入力欄を追加し、式を材料費×(1+ロス率)に
更新:冒頭に人のアワーレート2,713円/時の答えを置き、数字の作り方・著者の行と、掛け率と粗利率などの記事へのリンクを追記
公開