見積帳場中小企業のAI導入支援|見積書作成と見積単価計算の自動化から見積書作成と見積単価計算の自動化 専門

導入イメージ精密切削加工

過去の見積から予測した金額を、積み上げの金額と並べて確かめる

材質・サイズ・穴数・公差・数量を選ぶと、アワーレートと段取りの按分で積み上げた金額と、過去の見積から学んだ予測の金額が並びます。差が大きい見積には「要確認」が付き、値決めは人が行います。

会社
北斗精機(架空)
業種・規模
精密切削加工/従業員18人・過去の見積が約1,200件
地域
新潟県
期間
試作は最短当日、予測と差異表まで数週間
費用
80万円〜(予測と差異表まで)
見積を出せる人
2人4人(想定)
積み上げと予測の差が大きい見積
気づけない「要確認」で印(想定)
見積と実際の工数の差
見ていない月1回の差異表(想定)

想定の置き方:見積を出せる人を、社長・工場長の2人から、決まりが画面に入ることで見積担当2人が加わった4人へと仮に置いた例で、測った値ではありません。

費用の置き方:計算ルール約25本と過去の見積約1,200件の整理、予測、差異表までの想定で、作業は約16日分です。見積の件数や項目が増えれば、その分が増えます。

導入イメージの想定値です。実際の数字は、計算の決まりの数と、単価表に載せる品目の数で変わります。

予測と積み上げの金額に差が出たとき、何を見ますか?

北斗精機(架空)のSUS304の部品1件で、積み上げは1,722円/個、過去の見積から学んだ予測は1,380円/個でした。差は342円(積み上げの約2割)で「要確認」が付き、差の理由は段取りの時間でした。

積み上げは、人のアワーレート2,713円/時と設備のアワーレート938円/時を足した時間単価3,651円/時で計算します(アワーレートの計算機の入力例と同じ値)。材料は0.35kgを800円/kgで、ロス率15%を見て322円。加工は1個14分、段取りは90分をロット10個で割った9分/個です。

予測は、過去3年分の見積約1,200件から学んだ金額です。差が積み上げの15%を超えたら「要確認」を付けます。15%は、この例の設定で、社長と工場長が決める値です。この部品は差が19.9%だったので、印が付きました。

積み上げと、段取りを過去の見積の傾向(約40分)に置き換えた場合の比較(架空の例。円/個)
項目積み上げ(段取り90分)段取りを40分に置き換え
材料費(0.35kg × 800円/kg × 1.15)322322
加工(14分 × 3,651円/時)852852
段取り(ロット10個で割る)548(9分/個)243(4分/個)
合計1,7221,417
予測の金額1,3801,380

段取りを40分に置き換えると1,417円になり、予測の1,380円に近づきます。差の大部分は、この部品の段取りを、過去の似た見積より長く置いたことでした。ここで工場長に確かめます。公差が厳しく90分かかるなら、積み上げが正しく、過去の見積が安すぎた可能性があります。40分で足りるなら、単価表の段取りの時間を直します。

予測は、金額を決めるためではなく、積み上げの見落としに気づくために使います。値決めは人です。出した見積は、月1回の差異表で実際の段取りの時間と比べ、90分と40分のどちらが当たっていたかを確かめます。予測の誤差の大きさは、過去の見積からAIで単価を予測した実験では、300件で平均9.2%でした。

印を付ける差の大きさは、予測そのもののずれより大きく置きます。予測には誤差があります。見積帳場の実験では、架空の過去見積300件で学んだ予測の平均の誤差は9.2%でした。15%を下回る値にすると、問題のない見積にも印が付き、確かめる手間が増えます。逆に大きすぎると、積み上げの見落としを拾えません。最初は15%から始め、月1回の差異表で、印が役に立ったかを見て直します。

予測を使えるようにする準備は、過去の見積の整理です。材質、寸法、穴数、公差、ロットを列にそろえ、同じ品物をロット違いで出した行は、1つの条件として見えるようにします。単価が古い見積は、そのまま学ばせると予測が古い値に引っ張られるため、日付の列を持たせて新しい見積を重く見る形にします。過去の見積が少ないうちは、積み上げの金額だけで始め、件数がそろってから予測を足します。

この計算例で、よく聞かれること

予測は、どれくらい当たりますか?
架空の過去見積300件で測ると、平均の誤差は9.2%でした。実際の見積はもっとばらつくので、この値より大きくなると見ています。予測は金額を決めるために使わず、積み上げの見落としを探すのに使います。
過去の見積が数十件しかなくても使えますか?
積み上げの金額だけなら、件数に関係なく使えます。予測は、件数が少ないと誤差が大きくなります。架空の実験では、50件で平均17.9%、300件で9.2%でした。件数がそろってから足すかを一緒に決めます。
図面から材質や寸法を読み取れますか?
この導入例には入れていません。図面を読み取る範囲は別の話で、必要な場合は別にご相談ください。画面では、材質・サイズ・穴数・公差・数量を選んで入れます。
「要確認」の見積は、必ず直しますか?
直すとは限りません。印は、積み上げと予測の差が大きいという合図で、どちらが正しいかは人が確かめます。この例のように、段取りの時間が理由なら、工場長が現場の実際の時間で判断します。

導入前の困りごと

  • 見積を出せるのは社長と工場長の2人だけで、2人が不在だと回答が止まりがちです
  • 過去の見積のExcelが約1,200件あるのに、似た品物を探すのに時間がかかります
  • 見積の工数と実際にかかった工数の差を見る仕組みがなく、同じ単価で赤字を繰り返すおそれがあります

ほかの頼み先と、何を比べたか

見積書を作る道具と、業種の型を持つ製品と比べると、どちらも「社長の計算の決まりをそのまま残す」所が足りなくなりがちです。

製造業向けの見積ソフト(B社)

金額は公開情報だけでは、精密切削の見積に当てはまるかを確かめられていません。計算の型は持ちますが、御社の過去の見積から学ぶ予測は別の話になりがちです

AI見積システム(S社)

料金は公開されていません。予測の中身が見えないと、社長が金額を信じて任せにくいことがあります

見積帳場

アワーレートの積み上げと、過去の見積からの予測を並べ、差が大きいときだけ人が見る形を作ります。予測と差異表まで含めて一式80万円〜です

頼み先の比較 3年間の総額の比較

どんな仕組みを作るか

材質・サイズ・穴数・公差・数量を選ぶと、人と設備のアワーレートと段取りの按分で積み上げた金額と、過去の見積から学んだ予測の金額を並べます。差が大きいときは「要確認」にし、工程ごとの見積の工数と実際の工数の差異表から、単価表を直す候補を出します。

ここがポイント:予測は金額を決めるためではなく、積み上げの見落としに気づくために使います。値決めは人です。

見積帳場(導入イメージ)
導入イメージ。① 材質・サイズ・穴数・公差・数量を選ぶ入力の画面
① 材質・サイズ・穴数・公差・数量を選ぶ入力の画面
見積帳場(導入イメージ)
導入イメージ。② 積み上げの金額と予測の金額が並び、差が大きいものに「要確認」が付く画面
② 積み上げの金額と予測の金額が並び、差が大きいものに「要確認」が付く画面
見積帳場(導入イメージ)
導入イメージ。③ 根拠の内訳を控えに残した見積書
③ 根拠の内訳を控えに残した見積書
見積帳場(導入イメージ)
導入イメージ。④ 工程ごとの見積の工数と実際の工数の差異表と、単価表を直す候補
④ 工程ごとの見積の工数と実際の工数の差異表と、単価表を直す候補

導入の流れ

  1. 過去の見積の一部で、積み上げと予測を並べる試作をお見せします

    当日

  2. 人と設備のアワーレートと、段取りの按分の決まりを社長・工場長と決めます

    その週

  3. 過去3年分の見積を整えて予測を作り、工程ごとの差異表までつなぎます

    数週間

この導入例に関わるコラム

主宰のひとこと

図面の読み取りは入れていません。図面から材質や公差を読むところまで自動にしたい場合は、図面の読み取りの範囲として別にご相談ください。

この導入例は「導入イメージ」です。北斗精機(架空)は架空の会社で、数字は想定値です。主宰が操作したのは、架空のデータを入れた画面です。このサイトの書き方

社長の値決めを、御社の計算の決まりのまま画面に。

今のExcelの単価表も活かして作ります。見積1種類からでもお受けします。何をどう頼むか決まっていなくても大丈夫です。御社のやり方に合わせて、進め方を一緒に考えます。

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