見積帳場中小企業のAI導入支援|見積書作成と見積単価計算の自動化から見積書作成と見積単価計算の自動化 専門

導入イメージめっき・表面処理

重量・面積・個数の3つの出し方を、1つの画面で並べて選ぶ

品物の材質・寸法・数量・めっきの種類を選ぶと、重量単価・面積単価・個数単価の3つの金額が並び、社長が決めた使い分けの決まりで1つを提案します。根拠は見積書の控えに残ります。

会社
東和表面処理(架空)
業種・規模
めっき・表面処理/従業員30人・見積が月約120件
地域
埼玉県
期間
試作は最短当日、全品目まで数週間
費用
50万円〜(計算ルール約15本・品目の単価表約300行)
社長が出す見積の割合
約9割約3割(想定)
金額の根拠が残る見積
一部すべて(想定)
見積と実際の差を見る機会
なし月1回の差異表(想定)

想定の置き方:月約120件のうち、社長が出す見積を約108件(9割)から約36件(3割)へ。使い分けの決まりを書き出し、標準の品物は社長以外が出せると仮に置いた例で、測った値ではありません。

費用の置き方:計算ルール約15本・品目約300行の想定で、聞き取りから画面・PDF・差異表までの作業は約10日分です。ルールや品目が増えれば、その分が増えます。

導入イメージの想定値です。実際の数字は、計算の決まりの数と、単価表に載せる品目の数で変わります。

導入前の困りごと

  • 同じめっきでも、重量で出すか面積で出すか個数で出すかは社長の判断で、月約120件の見積のうち約9割を社長が出しがちです
  • 小物を重量単価で出すと赤字になることがあるのに、どの品物が赤字なのかが見えません
  • 最低料金や掛け数の決まりが社長の頭の中にあり、ほかの人が出すと金額がそろいません

ほかの頼み先と、何を比べたか

見積書を作る道具と、業種の型を持つ製品と比べると、どちらも「社長の計算の決まりをそのまま残す」所が足りなくなりがちです。

見積書作成ソフト(A社)

見積書は作れますが、重量・面積・個数の3つの計算と使い分けの決まりは、別のExcelか人の頭に残ります

製造業向けの見積ソフト(B社)

業種の計算の型を持ちます。めっきの面積計算に合うかは確かめていません。金額は板金の見積に当てはめた場合の例を、方式比較の総額の表に載せています(めっきには当てていません)

見積帳場

社長の使い分けの決まりを聞き取って、計算ルール約15本と品目の単価表約300行にし、3つの金額を並べる画面を作ります。一式50万円〜です

頼み先の比較 3年間の総額の比較

どんな仕組みを作るか

品物の材質・寸法・数量・めっきの種類を選ぶと、重量単価・面積単価・個数単価の3つの金額と差を並べます。社長が決めた使い分けの決まりで1つを提案し、面積の計算・掛け数・最低料金を根拠として見積書の控えに残します。人のアワーレートに足す労災保険料率は業種で違い、めっき業は令和8年度0.65%で、金属製品製造業・金属加工業(洋食器・刃物・手工具・一般金物・めっき業を除く)の0.9%とは別の区分です。自社の区分は、労働局か加入している事務組合で確かめます。

ここがポイント:3つの出し方を並べるので、小物の重量単価で安く出しすぎている品物に、その場で気づけます。

見積帳場(導入イメージ)
導入イメージ。① 品物の材質・寸法・数量・めっきの種類を選ぶ入力の画面
① 品物の材質・寸法・数量・めっきの種類を選ぶ入力の画面
見積帳場(導入イメージ)
導入イメージ。② 重量・面積・個数の3つの金額と差が並び、使い分けの決まりで1つを提案する画面
② 重量・面積・個数の3つの金額と差が並び、使い分けの決まりで1つを提案する画面
見積帳場(導入イメージ)
導入イメージ。③ 面積の計算・掛け数・最低料金を控えに残したPDFの見積書
③ 面積の計算・掛け数・最低料金を控えに残したPDFの見積書
見積帳場(導入イメージ)
導入イメージ。④ 品物ごとの見積と実際の差を並べた月1回の差異表
④ 品物ごとの見積と実際の差を並べた月1回の差異表

めっきの掛け数割りは、どんな式で計算しますか?

1掛けの料金を、1回に掛けられる数(掛け数)で割ります。東和表面処理(架空)の小物のブラケット(0.8dm²、30g)では、1個194円です。重量単価で出すと62円になり、原価の127円を割ります。

掛け数は、ラックの掛け点、面積の上限、重さの上限のうち、いちばん少ない数で決まります。このラインは、掛け点60、面積の上限120dm²、重さの上限40kgと置いた架空の設定です。ブラケットは、面積では150個、重さでは1,333個まで掛けられます。ただし掛け点が60なので、掛け数は60です。

1掛けの料金は、ラインを1回流す費用6,000円に、掛け外しの人手、地金・薬品、利益を足して決めた値で、この例では11,660円です(根拠はめっきの見積単価を比べた記事)。

掛け数 = min(掛け点, 面積の上限 ÷ 1個の面積, 重さの上限 ÷ 1個の重さ)
1個の単価 = 1掛けの料金 ÷ 掛け数
1件の金額 = max(1個の単価 × 注文数, 最低料金)
同じブラケットを、注文数だけ変えて出した金額(架空の例。原価は6,000円/回のライン費、1個11.3円の掛け外し、15円/dm²の地金・薬品、1件2,000円の受入・検査を足した値)
項目1,000個の注文20個の注文
ラインを流す回数17回(60個ずつ)1回
積み上げた原価127,300円(127.3円/個)8,466円(423.3円/個)
重量単価(2,061円/kg)61,830円(原価より51%安い)1,237円(原価より85%安い)
面積単価(197円/dm²)157,600円(原価より24%高い)3,152円(原価より63%安い)
1掛けの料金÷掛け数194,333円(原価より53%高い)3,887円(原価より54%安い)
最低料金9,600円を適用適用なし9,600円(原価より13%高い)

1,000個では、掛け数割りが原価を53%上回ります。20個では、ラインを1回流す費用6,000円は個数に関係なくかかるので、原価は8,466円です。掛け数割りだと3,887円で、原価の半分以下です。そこで1件の最低料金(この例では9,600円)を置き、原価を割る小口の注文を止めます。

人が決める所は、1掛けの料金、最低料金、掛け数の上限の3つです。画面は、掛け数と回数の計算、3つの出し方の並べ表示、どの決まりを使ったかの控えへの記録を受け持ちます。数字はすべて架空で、実際のラインでは掛け点の数やラックの形が違うので、御社のラインの数字を聞き取って置き換えます。

最低料金の9,600円には根拠があります。ラインを1回流す費用6,000円と、受入・検査の2,000円を足した8,000円に、利益2割を掛けた額です。1回流して掛け数に満たない小口の注文でも、この額を下回らないようにする考え方で、置く位置は御社の原価で決まります。

自社に当てはめるときは、次の順に確かめます。まずラックの図で、掛け点の数と、面積・重さの上限を数えます。次に、ラインを1回流す費用を、時間あたりの費用と所要時間から出します。そのうえで、小物を5点ほど選び、掛け数割りの金額と積み上げた原価を並べます。見積帳場の計算の例では、架空の品物300点のうち、155点は掛け点、120点は面積、25点は重さで掛け数が決まりました。どの上限が効くかは品物ごとに違うので、画面は3つを毎回比べます。バレルめっきは掛け点がなく、1回に入る量が重さか面積で決まるため、別の計算になります。

この計算例で、よく聞かれること

面積単価と掛け数割りは、どちらを使えばよいですか?
1回に掛けられる数が掛け点で決まる小物は、掛け数割りが原価に近くなります。板物や大きな品物は、面積単価のほうが近くなります。画面は両方の金額を並べ、社長の使い分けの決まりで1つを提案します。決まりを書き出せていない品物は、人が選びます。
ラックを使わないバレルめっきでも、同じ式ですか?
同じ式にはなりません。バレルには掛け点がなく、1回に入る量は重さや容積で決まります。バレル用の計算ルールを別に書き出し、ラックと同じ画面に並べる形になります。
単価表は、今のExcelから読み込めますか?
読み込めます。めっきの種類ごとの単価、最低料金、掛け数の表を、今の列のまま取り込みます。足りない列だけを足します。

導入の流れ

  1. 直近の見積1件で、重量・面積・個数の3つの金額を並べる試作をお見せします

    当日

  2. 社長に使い分けと最低料金の決まりを聞き取り、計算ルールに書き出します

    その週

  3. 品目の単価表を今のExcelから読み込み、PDFの見積書と差異表まで広げます

    数週間

この導入例に関わるコラム

主宰のひとこと

決まりを書き出してみると、社長が「例外」と思っていた品物が、実は同じ1本のルールで出せることがよくあります。例外を減らすほど、ほかの人が出せる見積が増えます。

この導入例は「導入イメージ」です。東和表面処理(架空)は架空の会社で、数字は想定値です。主宰が操作したのは、架空のデータを入れた画面です。このサイトの書き方

社長の値決めを、御社の計算の決まりのまま画面に。

今のExcelの単価表も活かして作ります。見積1種類からでもお受けします。何をどう頼むか決まっていなくても大丈夫です。御社のやり方に合わせて、進め方を一緒に考えます。

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頼み先の比較/アワーレートと見積単価の計算機