シフト管理システムの費用はいくら?30人・50人・100人の3年間の総額を計算した

シフト管理システムの費用は、1人あたり月330円のサービスなら、3年間で30人33.6万円〜、50人56.1万円〜、100人112.2万円〜です(公式の料金ページの税込の値から計算)。人数で変わらない一式30万円〜の作り方とは、27人を境に3年間の総額が逆転します。Excelのままの0円〜に隠れた作成時間も、時給に直して比べました。(2026年10月時点)
全体の流れと費用はシフト作成の自動化のページにまとめています。
要点
- 1人あたり月330円のシフト管理サービスでは、3年間の費用は30人33.6万円〜、50人56.1万円〜、100人112.2万円〜です。
- 人数で変わらない一式30万円〜とは27人を境に3年総額が逆転し、保守契約つきの66万円〜とは59人が境です。
- 50人の月額16,500円〜は、最低賃金の全国加重平均1,177円で割ると、作成時間14.0時間分に当たります。
- 料金表だけで決めず、自動で組む機能があるか、月の最大人数で課金されるかを確かめてから比べます。
目次
シフト管理システムの費用は、30人・50人・100人でいくらですか?
1人あたり月330円のシフト管理サービスなら、3年間の費用は30人で33.6万円〜です。50人で56.1万円〜、100人で112.2万円〜になります。A社(シフト管理サービス)の公式の料金ページの値を、人数と月数に当てて計算しました。
料金の条件は、初期費用0円〜で、利用開始月と翌月が0円、3か月目からスタッフ1人あたり月330円(税込)です。3年間なら、払うのは34か月分になります。
比べる相手には、人数で値段が変わらない作り方を2つ置きました。システム会社への開発の依頼(B社)は、公開された相場が見つかりませんでした。そこで初期100万円〜・保守は月3万円〜のモデル値を置いています。
人数別の3年間の総額を並べると、30人ではA社と手組みゼロの差は36,600円です。50人と100人では、A社の月額が積み上がって差が開きます。
| 方式 | 最初の費用 | 毎月の費用 | 30人の3年総額 | 50人の3年総額 | 100人の3年総額 |
|---|---|---|---|---|---|
| Excelのまま | 0円〜 | 0円〜(作る人の時間は別) | 0円〜 | 0円〜 | 0円〜 |
| A社(シフト管理サービス) | 0円〜 | 1人あたり330円〜 | 33.6万円〜 | 56.1万円〜 | 112.2万円〜 |
| B社(開発の依頼・モデル) | 100万円〜 | 保守は月3万円〜 | 208万円〜 | 208万円〜 | 208万円〜 |
| 手組みゼロ | 30万円〜 | 0円〜(保守は任意) | 30万円〜 | 30万円〜 | 30万円〜 |
手組みゼロで保守契約(月1万円〜)を付けると、3年間で66万円〜です。保守は任意で、納品から3か月は不具合を無料で直します。
人数が増えると、シフト管理システムの費用はどう変わりますか?
1人あたりの月額で課金するサービスは、人数に比例して費用が増えます。3年総額で見ると、A社は1人増えるごとに11,220円(330円×34か月)ずつ上がり、27人で30万円を超えます。
保守契約つきの66万円〜と比べると、境目は59人です。B社のモデル値208万円〜を超えるのは186人です。
職員50人の職場で月ごとの累計を追うと、A社は最初の2か月が0円のため、20か月目までは一式30万円〜より安く済みます。21か月目にA社の累計が30万円を超え、36か月目には56.1万円になります。
月額制には、使う期間が短いほど安く、やめるのも簡単という良さがあります。1年だけ試す、少人数の店舗で使うといった場合は、月額制のほうが合います。
C社(自動作成つきのシフト管理)は「300円/ID(年払いの場合)」と公開しています。ただ、何か月分の価格か、税込かどうかは公式ページに書かれていませんでした。そのため計算には入れていません。
Excelでシフトを作り続けるなら、費用はかかりませんか?
道具の費用は0円〜ですが、シフトを作る人の時間がかかります。50人でのA社の月額16,500円〜を時間に直すと、最低賃金の全国加重平均1,177円で14.0時間分です。時給2,500円なら6.6時間分になります。
1,177円は、厚生労働省が2026年9月3日に発表した令和8年度の地域別最低賃金の全国加重平均です。シフトを作るのが施設長や店長の場合を考え、社会保険料なども含めた時給として2,500円も置きました。こちらは仮定の値です。
シフトの作成に毎月何時間かかっているかを測った公的な統計は、2026年10月15日に探した範囲では見つかりませんでした。図3の時間は「これだけ減れば元が取れる」という逆算で、実際に減る時間ではありません。自分の職場の時間を測ってから比べてください。
シフト管理システムの料金表に出ない費用は、何ですか?
料金表に出にくいのは、自動で組む機能の有無、課金の数え方、条件を設定する時間、勤怠や給与へのつなぎの4つです。
- 自動で組む機能があるか。A社の公式ページにあるのは、希望シフトの反映や、過不足を見ながらの作成です。勤務表を自動で組む機能の記載はありませんでした。
- 何人分で課金されるか。A社はその月に連携しているスタッフの最大人数で料金が決まります。入職と退職が重なる月は、実際に働く人より多く数えられます。
- 条件を入れる時間。夜勤の人数、資格、連勤の上限などを設定するのは職場の側です。
- 勤怠・給与へのつなぎ。今使っている勤怠の製品にCSVで取り込めるかで、毎月の手作業が変わります。
手組みゼロの一式30万円〜も、守る条件の数と勤怠・給与へのつなぎ方で上がることがあります。私が見積もるときは、夜勤や資格などの決まりを一覧にしていただき、条件の数を数えてから金額を出します。
自分の職場の人数で費用を計算するには?
1人あたりの月額×人数×払う月数に初期費用を足せば、3年間の総額が出ます。図1〜3の計算は、次の式をPythonで書いたものです。
import math
PER, FREE = 330, 2 # A社の1人あたり月額(税込)と0円の月数
def a_cum(n, m): # n人・mか月の累計
return PER * n * max(0, m - FREE)
def cross(target): # 3年総額がtargetを超える人数
return math.ceil(target / (PER * (36 - FREE)))
スクリプトはscripts/figs/fig_shift_system_cost.pyです。単価と人数を変えれば、別の製品にも使えます。ただし計算に入れたのは公開されている料金だけで、乗り換えの手間や勤怠との連携の費用は入っていません。
人数は、パートやアルバイトを含めて、その月にいちばん多かった人数で数えます。毎月の作成時間を入れて比べるときは、シフト作成の時間の計算機を使ってください。
手組みゼロでは、シフト作成の自動化を一式30万円〜でお受けしています。勤務表をお見せいただかなくても、人数と勤務の種類、守っている決まりをうかがえば、目安をお答えします。職員の名前は記号に置き換えたままで構いません。無料で相談するからどうぞ。
よくある質問
- シフト管理システムに初期費用はかかりますか?
- かからない製品もあります。A社は初期費用0円〜で、利用開始月と翌月も0円です。開発を頼む場合は、モデルの値で100万円〜を見込みます。
- パートやアルバイトも人数に数えますか?
- はい。A社はその月に連携しているスタッフの最大人数で課金するため、短時間の人も1人に数えます。
- 10人以下の職場でも費用は人数で決まりますか?
- 決まります。A社なら10人で月3,300円〜、2人以下は一律990円〜です。少人数なら月額制のほうが3年総額は安く済みます。
- 手組みゼロの費用は、人数が増えると上がりますか?
- 人数ではなく、守る条件の数と、勤怠・給与へのつなぎ方で上がることがあります。一式30万円〜で、毎月の費用は0円〜です。
出典
- A社(シフト管理サービス)の公式の料金ページ(初期費用0円、利用開始月と翌月0円、3か月目からスタッフ1人あたり月330円・税込、2人以下は一律990円)(2026年10月16日確認)
- C社(自動作成つきのシフト管理)の公式の機能・料金ページ(300円/ID、年払いの場合)(2026年10月16日確認)
- 厚生労働省「全ての都道府県で地域別最低賃金の改定額が答申されました」(令和8年9月3日、全国加重平均1,177円)(2026年10月16日確認)